今までの人生で転職を考えた人は一定数いるでしょう。考えているけど踏み出す勇気がない人もいるかもしれません。そもそもですが、なぜ転職を考えるのでしょう。
「ライフプランに合った仕事に就きたい」、「給料がもっと高い会社で働きたい」、「将来性のある会社で仕事したい」など、それぞれ理由は違うと思いますが、現時点の仕事に自分自身が満足していないことは確かです。
一方、タイミングや時期をしっかり見極めないと失敗するケースもあります。今回は転職のタイミングについて焦点をあててみたいと思います。
入社数ヶ月後、すぐに辞める
皆さん、今の会社は入社して何年目ですか?長く勤務している人は何年目かも忘れていると思います(笑)。
昔は、「石の上にも三年」、何事も3年間は我慢してやり続けなさいと言われたものです。私自身も3年以内に会社を去ったことはありません。
しかし、昨今は3年以内に会社を辞める人は非常に多くいます。それどころか、入社して数ヶ月で見切りをつける人もいます。
理由は色々あるにせよ、数ヶ月で辞める選択をするのは相当な理由があるのかもしれません。
短期間で仕事を変えるのはダメ?
会社を辞めることは悪いことではありません。より充実した仕事を求め転職をすることは当然のことだと思います。
しかし、入社後に数ヶ月で退社するのはどうでしょうか。志望して入社したにも関わらず、短期間で見切りをつける理由は何なのか。
パワハラやセクハラなど環境が劣悪、入社前に聞いていた条件と相違がある場合などは仕方ないと思いますが、「思った会社と違う」「やりたいことをさせてもらえない」などですぐに退社するのは良いとは思えません。
そのような環境下でも自分を高め、成長させるチャンスはあるものです。 嫌だ、面倒くさい、つまらないで片付けるのではなく、その環境でもポジティブに取り組むことはその後のキャリアにも良い影響を与えます。
転職のベストタイミングは?
転職のベストタイミングは人によって違います。
私の考えるタイミングは、「その仕事で一定の成果を残し、自分が納得した時点」と考えています。
もっと言えば、マーケットバリューが上がっている状態です。企業側が“あなたを採りたい”と思わせるだけのキャリアを積んだのかが非常に重要です。
第二新卒としての転職
一方で、第二新卒はキャリアがあまりない年齢層ですが、中途採用においては一定の需要があります(企業の採用計画による)。
色が染まっていないフレッシュな人材は企業側にとって自社の色に染めやすく、一からビジネスマナーを教える必要もないため需要があります。
そのため、3年以内である程度実績を残せた人材にとってはステップアップ転職できるベストなタイミングと言えるでしょう。
ただ、一つ言いたいのは、あまり若いうちから転職を繰り返すのは良いとは思えません。採用側も転職を繰り返している人に対しては良い印象を持ちません。
例外として、短い期間でも特筆すべき成果を上げればそれは評価に値するため、転職してステップアップすることも良いでしょう。
転職には向かないタイミング
転職するタイミングは間違えないようにしてください。特にネガティブな理由で何回も転職を繰り返している人は要注意です。
実績を残せていないうちに転職するのはベストなタイミングとは言えません。 自分を売り出せるタイミングまで努力することも非常に重要です。
転職を決めたらすぐ動こう
自分で転職を決意したら、すぐに動くことが大切です。
まずは履歴書、職務経歴書を過不足無くしっかり準備する。行きたい会社がある場合は、しっかり志望理由をまとめ書類を提出。行きたい会社が定まらない場合は転職エージェントに相談する。
いずれにしろ熱が冷めないうちに進めることをお勧めします。だらだらと転職活動すると中途半端になり良い転職はできません。
時期を決めよう
転職を決めたらいつを目処に次の会社へ行くのか、しっかり整理してください。
勤めている会社の仕事状況、自分のポジション、引継ぎにかかる時間、会社に退職を告げるタイミングなど様々なことを計算して動くことがスムースな転職を可能にします。
まとめ
転職の時期、タイミングを見極めることは転職を成功させる上で重要なことです。
マーケットバリューを上げてベストなタイミングで自分を売り出してください。
また年齢を重ねれば、それなりに求められる内容も高くなります。それぞれの年齢層にあったタイミングを見極め、悔いの無い転職をしてください。
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