企業が考える良い人材とはどのような人なのでしょうか。 企業が求めるスキルや経験が十分に備わっていれば内定をもらえることができるのでしょうか。
一般的に内定までの道のりはどの企業にも大差はありません。書類選考～筆記試験・適性検査～1次面接～2次面接（最終面接）～内定がほとんどのような気がします。
では、このプロセスの中で皆さんは面接まで進んでいますか。それとも書類審査で落とされていますか。
なぜか毎回書類で落選する、1回目の面接が突破できないなどそれぞれ悩んでいる人も多いかと思います。一方、なぜか内定を連発している人もいます。
この差は一体何なのでしょうか。内定を勝ち取る人の特徴を私なりに5つ提示したいと思います。
1. 履歴書、職務経歴書に抜かりがない
企業は多くの応募書類に目を通し1次面接に進める人を決めなければなりません。
本来であればすべての応募者と面談して人間性など見極めるのが望ましいですが、残念ながらその時間はありません。このことは頭に入れておくべきです。
そのため、応募者にとっての第一関門は書類審査となり、時間をかけて丁寧に書類を作成する必要があります。
私もコンサルタントとして日々多くの書類に目を通していますが、企業様から合格をもらう書類にはいくつかの特徴があります。
① 誤字脱字がない
② 履歴書の写真は基本事項をしっかり押さえている（清潔感を与える、身だしなみ）
③ 職務経歴の内容が整理されており見やすい
④ 要点をしっかり押さえている
⑤ 自身の強みをしっかりアピールできている
⑥ 強みを入社後にどのように活かせるのか記載されている
書類が通らない方は、上記をもう一度見直してみてください。会ってみたいと思わせることが一番重要です。
2. AGENTの面談でもしっかりと準備をしている
当社では企業に紹介する前にコンサルタントが候補者と面談しております。
企業面接ではないためフランクに面談することも多いのですが、意識が高い人は、本番ではないにもかかわらずしっかりと面談の準備をされており、コンサルタントの質問にも自信を持って回答しています。
当然私たちはコンサルタントなので、面談に向けてアドバイスしたり、相談に乗ったりするため、この時点で完璧な受け答えを求めていないのですが、人によっては本番さながらにアピールしてきます。そこには「絶対転職を成功させたい」という気持ちが表れているのだと思います。
3. 自己分析をしている
以前のブログでも述べさせていただきましたが、やはり自己分析をしている人は自分の強み、弱みを把握しており、キャリアプランを明確にしています。 自分の能力を活かしてどのようにその会社でキャリアを積んでいきたいのか、しっかり述べられていますね。
自己分析することで、方向性の軸が決まってきます。営業なのか、貿易事務なのか、通関なのか。また、目指すべき方向性が見えてくると自分自身仕事が楽しくなってきます。
まずは、自分を理解することが内定勝ち取る上で最も重要な準備だと思います。
4. 失敗経験を無駄にしていない
誰にでも失敗した経験はあると思います。私も多々あります。
面談をしていて感じることなのですが、企業面接でうまくいく人は過去の失敗経験から必ず何かを学んでおり、改善策を考え次に繋げています。
昨今企業では問題解決能力を重要な能力の一つとしています。そのような体験談を持っている人は、転職先でも自身で切り開いていくことができる人であり、企業からも求められる人材です。失敗を無駄にせず、なぜ失敗したのか分析して次への糧にしてください。
5. 人間的魅力がある
人間的魅力は勉強して得られるものではなく、今までの環境、経験から培われるものです。内定をもらう人には必ず魅力があります。引きつける何かが存在しています。
実際に私も多くの候補者と面談しますが、引きつける魅力を持っている人がいます。話していて、もっと知りたい、この人と仕事してみたいと思わせる人です。
このような魅力は、会社の愚痴ばかり言っている人、楽をしようとしている人、他人の批判ばかりする人には備わっていません。本番の面接では企業は人間性を見抜いてきます。すぐに身につく能力ではないため、日頃の仕事で意識して取り組むことで備わってきます。
魅力ある人になりましょう。面接でも感じ取ってくれる面接官はいるはずです。
まとめ
今回5つの特徴をお話させていただきました。あくまで私が出会った人たち、面接で内定をもらっている人たちから感じた私なりの5選です。
書類選考が通らない人は、書類を再度見直してください。面接がうまくいかない人は、もう一度自己分析して何が問題なのかを考察してください。必ずヒントは見えてくるはずです。
今年も始まったばかりですが、後悔の無い転職活動をしていきましょう。
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