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貿易業界の転職面接で受かる志望動機、落ちる志望動機とは? | 転職

転職の面接において、志望動機は重要なポイントであるにも関わらず甘くみている転職者は少なくない印象である。

志望動機は面接においても必ず聞かれる質問だし、履歴書の書類選考でもしっかりと見られているのだ。甘く見てはいけない。貿易特化の転職エージェントとして、今回は貿易業界においての「受かる志望動機の作り方」についてお話をしていこう。

受かる志望動機の作り方

受かる志望動機を作るには3つの要素ある。

・自分を知る
・業界を知る
・企業を知る

志望動機を作るというと、企業だけでなく自分にも向き合う必要があるのだ。



自分自身のことを知らずに、面接を受ける企業で自分がどうなりたいのか、また自分がどのように貢献できるかなど分かるはずもない。

表面的で薄っぺらい志望動機は書類選考の時点で落とされてしまう。

自己分析をする

これは志望動機に限定をした話ではないのだが、転職活動においては徹底した自己分析が必要だと僕たちは思っている。

その自己分析をする方法についてはこちらで動画セミナーで解説をしているので詳しくはこちらから確認をして欲しい。

ポイントは価値観レベルまで自分のことを分析することだ。

貿易業界について知る

【未経験者の場合】

もしあなたが貿易業界について未経験だったとしたら、受かる志望動機を作るために業界については知っておく必要がある。

業界のことを知らずに漠然とした良いイメージや思い込みだけで志望動機を作ったとしても、企業側にはすぐにバレてしまうのだ。

業界や仕事内容を全く知らずに「〇〇がしたい」と言っても的外れになってしまうので、しっかりと業界については調べておこう。


【経験者の場合】

また既に貿易業界で仕事をしていて同じ業界で働き続けるという場合でも、自分がこの業界の何が好きなのか、どう貢献できるのかを言語化しないといけない。

貿易業界の概要

貿易業界の全てをここで語るのは非常に難しいので、ここでは僕が考える貿易という仕事についての概要をお話ししよう。より詳しい内容については、このブログの他の記事や僕のYouTubeなどを参考にして欲しい。

貿易とは商品だけでなくサービスも含めて、世界中の国々と商取引を行うことである。その貿易というマーケットにおいて日本は中国・アメリカ・ドイツについで世界4位の貿易大国であり、日本の貿易総額(輸出額と輸入額の合計)は約136兆円だ。この金額は日本の国家予算(2020年度一般会計約102.7兆円)を上回るほどの規模がある。日本だけであったとしても貿易全体の市場はとてつもなく大きいことがお分かりだろう。そして、これまでは日本の貿易は自動車や家電産業が牽引してきたが、ご存知の通り、昭和->平成->令和を経てこれらの業界は他国に追いつかれ、追い抜かされてもいる。今後、日本がどのような産業で世界より高い価値を伝えていけるかが、これからの貿易を生業とするビジネスパーソンには必要なのだ。

企業について調べる

徹底した自己分析や業界について理解をすることが出来れば次は、面接を受ける企業について調べよう。

【企業についての調べ方】
・企業のHPを確認する
 ・企業概要、商品/サービス、社長の言葉、沿革、支店・拠点など
・求人票を確認する
 ・求人のポジション、仕事内容、条件・福利厚生など
・口コミサイトを確認する
 ・オープンワークなどを利用する
 ・間違っている情報もあるから注意が必要
・エージェントに確認する
 ・企業の特徴、仕事内容、競合について、など

 

企業について調べるにはまずは自分で調べよう。今時であれば企業の情報はネットやSNSなどにいくらでもある。簡単に入手できる情報は自分自身で確認するべきだ。


そして、その上で転職エージェントにも企業について確認・相談をしよう。転職エージェントはその会社の人事部や求人を出している部署の人と直接話をしているので、より詳しい情報を教えてくれる。

その企業が業界でどのようなことをしてきたのかを具体的に理解をしよう。

業界に詳しいエージェント

弊社の宣伝になってしまうが、弊社では貿易業界に特化しているので、メーカー・商社・船会社・航空会社・フォワーダー・通関業者などの仕事内容はほとんど完璧に理解している。

またフォワーダーであれば各企業の特徴や競合情報なども詳しく把握をしているので、働くイメージが事前にしやすいと思う。業界や企業側に関する情報は僕たちは幅広く入手しているので、転職を考えている人はこちらから相談をして欲しい。

自分で決める

そして最も重要なことなのだが、これらの情報を調べた上で、自分自身で決定をしなければいけない。転職は誰からも強制させられるわけではなく、自分自身が確認して納得した上で行うものだ。

自分のリサーチ不足で入社してからちょっと違うぞと思ったとしても、それはあくまで自己責任である。


自己分析をして、業界を理解し、企業についても調べると、自分がどのようになりたくて、自分がどのように企業に貢献できるかも見えてくる。しっかりと言語化をして自分なりの志望動機を整理して書いてみよう。

落ちる志望動機

最後に、転職の書類審査や面接で落とされてしまう志望動機についても合わせて説明をしておこう。

【落ちる志望動機】
・一般論を伝える
・条件、待遇のみを伝える

志望動機としてよくある間違いは当たり障りのない一般的なことを伝えてしまうことだ。


例えば
・世界中で販売されている〇〇を生産している御社で、私の貿易知識を活かして売り上げに貢献したいです。

もしこのようなことを伝えてしまうと、「それって別の企業でも同じだよね?」と担当者は思ってしまう。具体的にあなたが何をできるのか?また企業が具体的に求めていることとマッチをして、どう貢献できるのか伝えなければいけない。


また「給料や残業時間が短いから」と待遇だけを志望動機にするのはやめよう。それらはもちろん魅力的で動機としては分からなくもないなのだが、それだけを伝えてしまうとその人物が企業に貢献をしてくれるとは思いにくいのである。

まとめ

企業への志望動機は恋愛に例えるとよく分かるかもしれない。相手のことを知らない、もしくは外見や学歴・仕事などだけで判断をしてしまっては、相手は「自分でなくても良いのでは?」と思うものだ。

転職や恋愛を成功させるには、自分のことを知り、相手のことを徹底的に知る。そして何をどれくらいgiveできるかが重要だろう。相手のことを知るための相談役として是非 僕たちを頼って欲しい。

この記事を書いた人

イーノさん

イーノさん

飯野慎哉 - (株)HPS Link代表取締役社長。タイでHPS Trade Co.,Ltd 国際物流業者(フォワーダー)CEO。累計チャンネル登録者数8万人のLogistics YouTuber。 貿易・国際物流業界をもっとカッコ良くしたい。