大手物流系会社のタイ支社・関連会社売上まとめ

1. 日本法人の売上まとめ（2021年）

まずは日本での物流会社の売上についてまとめてみました。
物流会社に含む会社がサイト毎に異なっていた為、複数のサイトの売上を引用しています。（引用１，引用２，引用３）

2.タイ法人売上まとめ

2-1. 海外での関連会社は権利関係が複雑化

海外で事業展開する際には、
現地の企業を買収するか、現地の企業と合弁企業を作る必要がある場合が多く
日本の会社が外国企業の株式を持つ系列会社が複数ある会社も多くなります。

2-2. 関連会社の総計売上で比較してみた

関係性のある会社の総計で売上を比較してみると、日本での売上ランキングとはかなり異なるランキングとなる事が興味深いかもしれません。

タイ支社・関連会社の総売上は、日本本社の総売上と比較すると、タイの場合は“1％に満たない“　事が多かったという事がこのデータをまとめてみた事で気付けました。
タイは日系企業が活躍している国の１つだと思っていた為、これは少し意外と感じます。

3. タイ物流セクター、上場企業の売上調査

海外の物流業界・日本法人は売上が数十億円～200億円くらいでしたが、タイの上場企業の売上と比較した場合はどうでしょうか？

【タイの証券市場】1975年から運営開始、3822社上場、700兆円時価総額
SET　593社、　MAI　183社、776社、19兆（65-67兆円）時価総額
SETは日本だと東証一部的存在、MAIは日本だと東証二部もしくはマザーズ的存在

タイの証券市場は大きく８セクターに分かれており、８セクターの中に「サービスセクター」があり、
「サービスセクター」の中に、セブセクターとして「輸送部門」があり、輸送部門での上場企業の売上をまとめてみました。

2-2のタイ支社の売上データと比較すると、↑タイ上場企業データの場合、かなり売上の幅が大きいですが、
日本企業のタイ子会社・関連会社の売上は、タイの輸送部門で上場している会社の売上と比較しても、2-8倍程度の差となっており、
日系企業の子会社・関連会社がタイで活躍していると言えるのでは無いかと感じます。今後もさらなる日系企業のタイでの活躍を期待したいですね。