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フォワーダーの海外駐在はどんな仕事?海外駐在員の働き方 | 転職

一昔前と比較すると現在のビジネス環境はかなりボーダレス化が進んでおり、海外は非常に身近なところにあります。

日本でも外国籍のビジネスパーソンを多く見かけるようになりました。逆に日本から海外へ出て行く人も多いように思います。


フォワーダー業界で言えば、一定数の人が海外に駐在して現地の物流網を開拓していますね。 私自身もベトナムに4年間(2014年~2018年)駐在していた経験があります。

今回はフォワーダーの海外駐在はどんなものなのか、色々と語ってみたいと思います。

そもそも駐在員とは何?

駐在員は簡単に言えば、海外に居住地を移して現地における様々なミッションを遂行することです。

フォワーダー業界だけでなく、メーカー、商社、飲食、建設、人材などほぼ全ての業態で駐在員と言われるビジネスパーソンがいるのではないでしょうか。

フォワーダー業界の駐在員は多いのか

日系、外資系含め日本には多くのフォワーディング会社が存在します。何万人を抱える大企業や数十人規模の会社もあり、それぞれビジネス範囲や特徴も大きく違います。


共通点は港、空港、鉄道を利用した物流を行っているため、日本だけではなく海外と接点を持ったビジネスをしている点です。

そのため、世界各地には一定数の駐在員がおり、多い会社では1カ国に数十人以上いる場合もあります。 一方、1カ国に1人または数人のケースもあり、ビジネス内容や規模によって人数も変わってきます。

フォワーダー駐在員が意識すべきこと

フォワーダーの駐在員が駐在先で意識すべきことは多々あります。中でも下記5つは重要なことと認識してください。

1.その国の考え方や文化を知ること

考え方や文化を知ることはビジネスをする上で欠かせません。

国によって独自の価値観もあります。現地のビジネスパーソンたちと円滑に仕事をするには非常に重要な要素となってきます。

2.日本の考え方、やり方を過度に押しつけないこと

上記1にも関係しますが、日本のやり方が全ての国で通用するはずがありません。

その国を理解する心が無ければ尚更仕事はうまくいかないでしょう。彼らのやり方と日本のやり方をうまく融合させ前進させることが駐在員の役割でもあります。

3.現地の食事をすること(現地スタッフと同じ食事)

毎日とは言いませんが、定期的に現地スタッフと同じ食事を摂ることが望ましいです。

それにより、信頼関係も深くなり、チームとしての一体感が生み出せます。 国によっては国によっては口に合わず、毎日現地食は辛いと思いますので、そのあたりはバランスを見て実施しましょう。

4.できるだけ多くの現地人と会話すること

船社、代理店、工場など仕事に関連する現地人と積極的に会話すべきです。

日本ではわかり得ない独自のルールやイロハを学ぶことが出来ます。仕事以外で関係を築ければ尚良しです。

また、休日等でも積極的に現地人とコミュニケーションをとれば、様々な情報を入手出来ます。こういった行動が人脈を作り、仕事にも良い影響を与えます。

5.謙虚な姿勢でリスペクトの心を常に持つこと

これは一番大事な事です。

こちらが心を開かなければ、相手も開いてはくれません。

リスペクトする心を持つことでその国に溶け込みやすくなり、ビジネスの場面でもあなたを助けてくれるでしょう。 現地人のサポートが無ければ仕事はうまく回りません。

フォワーダーの海外駐在業務

様々な業種で駐在員がいる中、フォワーダーの駐在とは一体何をしているのでしょうか。

駐在と聞くと、どこか格好良く聞こえて華があるように思えますが、実際は大変な事も多く地味な仕事もたくさんあります。


会社によってミッションは違いますが、物量を増やし売上利益を伸ばすことは重要な仕事の一つです。そのためには様々な駐在活動が必要になってきます。

1.船会社との運賃交渉及び関係構築
2.現地顧客との商談及び日々の対応
3.日本からの出張者のアテンド(工場への同行及び通訳)
4.新しいサービスの構築
5.スタッフ教育、管理業務
6.輸出入者への営業活動(特に工場や貿易会社)
7.情報収集と分析

上記1~7はどのフォワーダー駐在員も遂行している業務となります。


中でも重要な仕事として、“顧客アテンド”があります。

日本の顧客が出張で来た際には、空港での出迎え、送迎、会食接待など様々なことをする必要があります。このような仕事を円滑に進めるには、リサーチをしっかりして段取りを組むことが重要になります。


私の知り合いの駐在員で段取りが完璧な人もいました。顧客満足いただき気持ちよく帰国していただく。地味な仕事ですが重要なことです。

また、工場への同行する場合があるので車の手配など細々した仕事もしっかり対応しなければなりません。常に“会社の代表としてその国に駐在している”という意識を持つことが重要となります。

まとめ

今回はフォワーダーの海外駐在について簡単に話をしました。

最近、海外勤務を希望する人、特に若手が少なくなってきた印象があります。コロナの影響もあるとは思いますが、私としては積極的に外へ出ることをお勧めします。

若いうちに海外経験することで、色々なことを学ぶことができ、自身を成長させることができます。ぜひ選択肢の一つとして考えてみてください。


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この記事を書いた人

佐竹大輔

佐竹大輔

佐竹大輔 - 株式会社 HPS Link 営業部長