転職する際、最初に準備することは履歴書と職務経歴書です。皆さんはこれら書類をどのように理解して記載してますでしょうか。
書類を提出してもなかなか選考通過しない、書き方のポイントがわかないなどお悩みはありませんか。
この2つの書類は採用企業にとっては面接前の判断材料として扱われており、非常に重要なものです。本来であれば全員と面談し応募者一人一人の人間性を見極めキャリア確認するのが一番良いですが、当然人事担当者にそのような時間はありません。
特に職務経歴書は応募者のキャリアが記載されており採用側は注視して目を通します。
皆さんも重要な書類ということは理解していると思いますが、苦戦している人も多いようです。
今回は履歴書と職務経歴書についていくつか注意点を話していきます。
誤字脱字は必ずチェック
弊社では、採用企業様に応募者書類を送る前にコンサルタントが内容確認していますが、誤字脱字が多いことに気づかされます。
直接採用に影響するか否かは企業によって違うと思いますが、ビジネスパーソンの基本として送る前に誤字脱字がないかをチェックするのは当然です。
企業によっては、その時点で×をつけるケースも多々あります。仮にキャリアが素晴らしく、人間的に魅力があっても、アピールする場にも立てなければ非常にもったいないです。
意外に誤字脱字が多いので改めて自分の履歴書、職務経歴書の見直しを行ってください。
わかりやすく、そして見やすく
履歴書は基本的に学歴など記載する項目は同じですが、職務経歴書は人それぞれ違いますよね。そのため、どのように職務経歴を記載しアピールするかが大きな分かれ道となります。
ポイントは、記載内容をわかりやすく、見やすい構成にすることです。
例えば、細かく長文を記載する人がいますが、長文の場合は要点がぼやけてしまう可能性があり、採用担当者に重要な部分をダイレクトに伝えにくくなる可能性があります。それではもったいないですね。
要点がしっかり伝わるように記載内容及び構成はしっかり練ってください。最近では定型フォーマットもあるので比較的整理して記載できますが、それでも見にくい書類はけっこうあります。
アピールはしっかり記載
アピールする内容はしっかり記載してください。特に未経験で挑戦する人は今までのキャリアで得たスキルをどのように未経験の業界で活かせるのかをしっかり伝えてください。
意外と伝え切れていない職務経歴書を多く目にすることがあります。採用側からすれば、業界の知識がないことを知った上で募集をかけています。
では何を見ているのか。
活かせる経験とスキルです。
営業の場合は、今までの実績を数字で見せることで、より具体的に伝えることができ好印象です。業務の場合は、捌いた月間件数、顧客対応件数、業務効率化などを記載すると良いでしょう。
では経験者採用の場合はどうでしょうか。このケースは未経験と違い「即戦力」を求めています。求人内容に記載されたミッションをすぐに実行できる人材です。
そのため、今までの業界内で得てきた経験やスキルのみならず、より専門的且つ具体的にアピールする必要があります。
採用側の視点を持って記載してみる
自分が採用する立場だったら、どのような人と会ってみたいか。立場を変えて様々な角度から内容を精査してください。
大きく見せる必要はありませんが、“見せ方”、“アピールの仕方”は重要なポイントです。
数ある書類の中から自分を選択してもらうためには印象に残る文面やわかりやすい構成を意識すると良いでしょう。
また、最近では「問題解決能力」を重視している企業も多く、事例を交えて記載することでより具体的にあなたの能力を伝えられます。この問題解決能力は名だたる企業でも重視している能力ですのでその点アピールしてみてください。
事実を記載すること
虚偽記載する人はいないと思いますが、証明できない資格などは適当に書くべきではありません。TOEICの点数なども覚えていなければ記載する必要はありません。
結局盛った点数を書いても入社後に渡された仕事をこなせなければ自分の首を絞めることになります。
最悪の場合は懲戒解雇や損害賠償に発展するケースもゼロではありません。何よりも信用を落としてしまいます。書類を記載する際には、誠実に正直に記載するようにしてください。
まとめ
履歴書と職務経歴書が重要な書類であることはお分かりいただけたでしょうか。
面接に進むための第一関門です。時間をかけてしっかり準備するようにしてください。
毎回書類で落ちてしまう人は何か問題点があるはずです。本当にアピールできているのか、明確に記載できているのか、インパクトがあるのか、志望理由は明確か、事実に相違はないか。
すでに作成済みの方も含め、改めて自分の履歴書、職務経歴書を見直してみてください。もっと良い書類を作成できるはずです。
