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貿易が未経験でも大丈夫!転職の面接で採用されるためのヒント | 転職

転職の面接は、自分のキャリアアップに向けての重要な一歩だ。面接官とのコミュニケーションや、自分のスキルや能力を正確に伝えることが大切となる。

この記事では、転職の面接を成功させるため、面接官の対策、質問される内容、また貿易業界未経験の人がどのような対策をすれば良いかなどポイントを紹介する。

面接官を理解する

面接官はあなたの能力や経験などを評価することが役割である。そのため面接官を正しく理解することが、面接を成功させるための重要なポイントとなる。

面接官は企業の人事担当者や上司など、採用に関わる役割を持っている人物が一般的だ。

面接官が求めていること

まず彼らが求めるスキルや経験などを明確に理解することが大切だ。

企業のホームページや採用ページなどを調べ、面接官が求めている能力や経験を把握するのは基本として、やはり有効なのは転職エージェントに事前確認しておくことだろう。


転職エージェントは事前に企業の人事担当者や採用を希望している部署の上司とコミュニケーションしている。どういう人物を求めているのか、また採用担当者となる彼らのタイプも理解している。

エージェントを積極的に活用しよう。

面接官の思考

ここでは面接官がどういう考えで面接しているのかを深掘りしていこう。上述したように、自分の会社や部署で良いパフォーマンスを出してくれる人材を求めているというのは当然なのだが、彼らが抱えているリスクも把握しておいた方が良い。

面接官が抱えるリスク
1. 採用した人材が短期間で辞めてしまう
2. 採用した人材が他のメンバーに悪影響を及ぼす
3. 採用した人材のパフォーマンスが悪い

採用した人材がすぐに辞めてしまうと、企業の採用コスト(時間を含む)が無駄になってしまう。

そしてそれ以上にやっかいなのが2と3である。

なぜならば日本の会社は一度正式に雇用してしまうと簡単に退職させる事ができない。 企業にとってマイナスとなる人材をずっと雇っておかないといけないのは彼らにとって大きなリスクであることを理解しておこう。


主にこのようなことを彼らは心配しているので、面接では沢山の質問を問われることになる。

面接官は敵ではない

ここで注意してほしいのだが面接官は敵ではない。書類先行を突破している時点で、彼らの忙しい時間をさいてまで あなたと会いたいというのが面接だ。

その面接の場面で、あなたが彼らが不安としているリスク要因ではないことをしっかりと伝える事ができれば、面接成功の可能性はアップする。

面接でよく聞かれる質問

上述したように転職面接では、面接官があなたやあなたのキャリア・スキルに関する情報をより深く知りたいと思っている。 そのため、次のような質問がよく聞かれる

自己紹介

まずあなたについて簡単に説明することになる。ここでは1分くらいで簡潔に説明できるように準備しておこう。詳しい質問はあとで聞かれるので、ここでダラダラ話すのはマイナス評価となる。

これまでの仕事について

基本的に企業は即戦力の人材を求めている。同業他社からの転職であれば、面接官もどれくらいの仕事レベルかを理解する事ができる。やってきた仕事に数字を交えて説明するのが良いだろう。

スキルや強みについて

自分の強みを伝えるのは自分の武器をお披露目する機会でもある。端的に私の強みはこれと伝え、それを裏付ける実績を伝える事ができれば、面接官からは興味を持ってもらえる。

弱みについて

強みを聞かれたら逆に弱みを聞かれることも多い。ここで注意したいのは人間性を疑われるようなガチの弱みを伝えるのはやめておこう。仕事で苦手なことを正直に話、そしてそれをカバーするために工夫しておく事が重要だ。

志望動機

なぜあなたがこのポジションに応募してきたのか?なぜ興味をもったのか? しっかりと自分の考えを述べよう。NGなのは当たり障りのない誰でもできる回答することだ。自分の体験を交えて伝えるのがよいだろう。

今後のキャリアについて

面接官はあなたがこの会社で出来るだけ長く働いてくれることを期待している。会社のビジョンや向かっている方向をしっかりと理解した上でそこにマッチしたキャリアを伝えられると良い。

社内ベンチャーがない会社で、将来起業したいですと伝えるようなことはやめておこう。

上司や同僚とのコミュニケーションのスタイル

会社では基本的にチームワークが求められる。他のチームメンバーとの連携が重要視されるので、これまでにどのようなコミュニケーションの方法をしてきたかを聞かれることは多い。

逆質問

最後に聞かれるのが「何か質問はありませんか?」と聞かれる逆質問だ。 ここでありませんと答えるのはNGだ。 その企業に対して興味がないと思われても仕方がない。ここで加点となることはないが、失点を防ぐことになるので重要なポイントだ。


これらはあくまで一般的なよく聞かれる質問であり、企業によっては聞かれることはそれぞれ違う。会社のホームページをよく見たり、競合のことを調べたり、転職エージェントにしっかりと質問して準備しておくのが良いだろう。

貿易の未経験者の面接ポイント

貿易業界で働いた事がないけれども、貿易実務や事務などのポジションに転職する人もいるだろう。貿易の経験はないものの、面接官はどのようなポイントを重視しているか をお伝えしたい。

専門知識の認識

貿易業界は特定の専門知識が必要な分野である。自分が未経験だったとしても、面接前に業界に関連する知識を学ぶことを強くお勧めする。

人によっては貿易業界に入るために通関士の資格を取るというケースもあるくらいだ。

言語力の確認

貿易業界では英語などの外国語が必要な場合が多い。全く外国語ができなくて、未経験だとしたら事務系の仕事は難しいが営業であれば可能性はある。

貿易未経験の場合だとしたらTOEIC 720点は欲しいところである。

問題解決能力

貿易の仕事では多様な問題が発生する。国・言葉・文化・商習慣が違う外国の企業との仕事では問題発生の確率は高く、解決する能力が求められる。

これまでの仕事経験で、どのような問題をどう解決してきたかを伝えるようにしよう。

コミュニケーションスキル

貿易の仕事では多様なステークホルダーとコミュニケーションをとることが必要となる。自ら積極的に対話ができる事が重要になる。 またコミュニケーションスキルは貿易業界だけではなく、組織で働く上で常に必要とされる。

高いコミュニケーション能力があれば一緒に働きたいと思ってもらえることもあるので、磨いておきたいスキルだ。

国際的な視点

貿易業界は国際的な視点が求められる。興味のある企業の取り扱っている商品やサービスがどの国でどのように展開しているのか、また世界情勢がどのようにそのビジネスに影響するかは自分で調べて仮説を立てることも出来る。


業界が未経験だからといって、諦める必要は全くない。上述したことをしっかりと抑えて準備をすれば面接突破の可能性は高くなるだろう。

まとめ

今回は成功する転職の面接方法についてお伝えしたが、大切なのは応募をする企業のことをしっかりとリサーチをして十分な準備をすることだ。

応募したい企業についてはホームページや口コミサイトだけでは知り得ない情報は転職エージェントは持っている。


彼を知り己を知れば百戦殆からずといったように、相手と自分のことをしっかりと知り、転職の面接に備えよう。

この記事を書いた人

イーノさん

イーノさん

飯野慎哉 - (株)HPS Link代表取締役社長。タイでHPS Trade Co.,Ltd 国際物流業者(フォワーダー)CEO。累計チャンネル登録者数8万人のLogistics YouTuber。 貿易・国際物流業界をもっとカッコ良くしたい。