MOVES FORWARD.
CHOOSE TO MAKE
SURE YOUR CAREER
blog
未経験でもフォワーダーの営業に転職出来るのか?狙って転職を成功させる方法 | 転職

今回は未経験でもフォワーダーの営業に転職ができるのか?というテーマでお話をしていこうと思う。

一般的には転職で有利になるのは経験者である。経験者であれば全てを一から教える必要もないので、本格的なOJTや研修も不要ということで教育コストが安くなる。

しかし転職エージェントとして活動をしていると実感するのだが、未経験でも転職可能というケースは少なくない。それはどういうケースなのか?詳しくみていこう。

フォワーダーの仕事内容

まず簡単にだがフォワーダーの営業の仕事内容について触れておこう。どういう仕事かが理解できれば未経験でもどう立ち回れれば転職成功の可能性があるか見えてくると思う。

フォワーダーの仕事とは船や飛行機を自社で持たずに、荷主の国際貨物輸送手配を引き受ける業者である

船は船会社、飛行機は航空会社のスペースを使いノンアセットと呼ばれる業態となる。だから余談ではあるがフォワーダーの会社を起業するとしても初期費用がかからない。

Door to Door

また一般的にフォワーディングとは海上・航空の輸送手配となる。しかし国際輸送にはその前後(輸出側と輸入側)に通関・梱包・倉庫・トラックなどの手配があり、近年では貨物の引き取りから配送までの全てのロジスティクスを対応する業者も多い

この場合もトラックはトラック会社、倉庫は倉庫会社、梱包は梱包業者、通関は通関業者などの各リソースを使って物流手配をする。

上述しているが本当にノンアセットで出来る業態なのである。とはいえ大手フォワーダーになると自社で倉庫やトラック、通関士を有している場合が多い。

フォワーダーの営業で求められること


さてフォワーダーの仕事内容のイメージがついたところで、フォワーダーの営業マンには何が求められるのかについても説明をしておこう。

まず大きく分けて、「日系と外資系」「大企業と中小企業」で求められる特色は変わってくる。

日系と外資系

別の記事でも紹介をしているが、フォワーダーの営業では日系と外資系では環境が大きく異なる。日系のフォワーダー営業職であれば、既存客をフォローし、きめ細やかなサービスが求められる。数字が悪くても首になることはない。

一方で外資系は数字によりシビアである。とある大手の外資フォワーダーでは1年間に営業マンが30%入れ替わるという話をきく。ここで求められるのは圧倒的に高い営業力となる。

大企業と中小企業

そして大企業と中小企業でも営業マンに求められる特色は違ってくる。大企業の場合は既に十分な顧客がいてそれを維持する為の営業が必要となる。

一方で中小企業の場合は新規顧客を獲得することが求められるケースが多い。既存を維持する営業と新規開拓をする営業方法は使う筋肉がことなり、新規獲得営業の方はより積極性などが求められる。

フォワーダーはサービス業

船や飛行機、さらに言えばトラック、倉庫、梱包、通関なども他社に任せて国際輸送を手配するフォワーダーの仕事は完全にサービス業である。

だから製品の良さではなく、営業マンやカスタマーサービス担当者のサービスレベルが大きく影響する

僕がタイでフォワーダーの営業として活動をしていた時に、新規顧客開拓では既存フォワーダーの営業のサービスが悪ければ悪いほど簡単に切り替えをしてもらった。

逆に手前味噌でもあるが弊社のサービスはしっかりとしているので、競合他社が僕の顧客に営業をしかけてきても、浮気されることはほとんどなかった。

このようにフォワーダーの仕事はどういうものかを理解しておけば、転職活動においてもアピールするポイントが変わってくる

未経験からフォワーダーの営業に転職


これまでお伝えしたことを理解すると、未経験でもフォワーダーの営業として転職できる会社はイメージ出来ると思う。

それは日系中小企業のフォワーダーへの戦略的転職だ

もちろん全ての日系中小が未経験を取るわけではないが、新規開拓の営業力をアピールすることが出来れば十分に可能性はある

逆に日系大手だと中途採用で未経験者を取ることは少ない。また外資の場合は数字にシビアなため、中途採用で丁寧にゆっくり教えてもらえるとは思わない方が良い。

まずは経験者になる

冒頭にも記載したように転職においては経験者の方が有利ではある。だから未経験であるのなら、まずは経験者にならなければいけない。

今回はフォワーダーの営業というポジションのため、特定の営業力があれば、業界未経験でも転職の可能性は十分にある。

知識は後からでも入れられる

特に営業のポジションにおいては、人柄、積極性、粘り強さ、忍耐強さ、対応力、機転など営業マンとしての素質は重要なファクターだ。

会社によってはこれらの要因を貿易の知識より重要視される場合が少なくない。貿易の知識は後から入れられるが、営業マンとしての素質を鍛える方が困難だからだ。

TRADE CAMP – 即戦力の貿易人材へ


最後にだがここで弊社のサービスを紹介しよう。弊社のTRADE CAMPは難しい貿易の知識をポップに分かりやすい構成で作ったオンライン講座だ。

貿易の勉強を挫折しにくい仕組みで構築しており、未経験の人や、断片的な実務経験から貿易の知識に偏りがある人にお勧めしている。

もしあなたが”フォワーダーの”営業を未経験だったとしても、トレキャンで貿易の勉強をすれば転職を成功することは十分可能だ。

まとめ

未経験ということで確かに転職においては若干のハードルが上がることは間違いない。しかし上述しているように戦略的に狙って攻めていけば決して不可能ではない。

フォワーダーの営業という仕事は僕も経験をしているが、収入や働き方、働く場所を自分に合わせて選ぶことが出来る職業だと思っている。

是非、未経験だったとしても挑戦をして欲しい。

この記事を書いた人

イーノさん

イーノさん

飯野慎哉 - (株)HPS Link代表取締役社長。タイでHPS Trade Co.,Ltd 国際物流業者(フォワーダー)CEO。累計チャンネル登録者数8万人のLogistics YouTuber。 貿易・国際物流業界をもっとカッコ良くしたい。