グループ会社 HPS CONNECTが海事新聞に掲載されました。

HPSコネクト、貿易業界向けに人材育成。企業と人のつながり創出
ＨＰＳコネクトの飯野会長（右）、櫻井社長 ＨＰＳコネクトの飯野会長（右）、櫻井社長
紙面ビュー
　タイを拠点に物流ユーチューバー「イーノさん」として活動する飯野慎哉氏がこのほど、新会社「HPS　CONNECT」（HPSコネクト、本社・東京都渋谷区、櫻井美雪社長）を設立し、貿易業界向けの人材育成を開始した。貿易のバックオフィス業務支援、企業研修、Eラーニングの三つの主軸事業を展開。貿易業界に携わる人、携わりたい人と企業のつながりを創出することを目指す。

　HPSグループとして既に物流業界特化型人材紹介会社「HPS　Link」（HPSリンク）を運営するが、飯野氏は同社を運営する中で「例えば未経験者が通関士の資格を取得しても、企業側は一定の経験を求めており、人手不足にもかかわらずこの差が埋まりにくい」と、求職者と企業の間にミスマッチがあることを確認。人材育成から取り組むことで、貿易企業の人材確保に関するニーズに応えることとした。

　バックオフィス業務支援では、地方に居住する育児や介護中の人など、就業機会に恵まれない人たちを対象にフルリモートチームを編成。企業ごとにカスタマイズしたサービスを提供し、都市部での人材不足と、地方での仕事の不足という二つの課題に対応する。

　企業研修では学生や新卒者を対象に実務指向研修を提供し、人材の即戦力化を促進する。企業のニーズに応じて研修内容をアレンジし、研修後のフォローアップにより、人材の定着を支援する。

　Eラーニングサービス「TRADE　CONNECT」では、個人向けに初級から応用までの貿易知識を提供。学習を楽しく効率的に進められる仕組みや、学習者同士の交流もあり、貿易人材のレベルアップに寄与する。

　さらに今月、通関実務の基礎を習得できる「通関実務コース」を新設した。通関会社は経験者を求めることが多いが、通関実務コースを通じて、未経験を理由に就業できない通関士有資格者の就業を支援する。同時に、新人教育に多くの時間を割けない企業の課題解決にもつなげる。

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