MESSAGE
8年間にわたるタイ滞在期間。それは、自分が生まれ育った日本を客観的に見る時間でした。
実感したのは、私たちの父にあたる世代が築き上げた、世界に誇る日本ブランドの浸透と失墜です。
非常にもったいない。
長らく日系企業に勤務することは、タイに限らずアジア地域人々にとってあこがれのひとつだったにもかかわらず、2008年から低下の一途をたどるとともに、「働きたくない」との回答は増加しているという事実……。
2022年現在、海外のエリートと呼ばれる層の人材ほど日系企業を敬遠していると肌で感じています。
文部科学省は、グローバル人材をこのように定義しています。
「世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間」
インターネットの発達により世界中のモノやサービスが、どこにいても利用できるようになりました。「より良いものをより安く」が現代のグローバル資本主義において世界単位での競争を激化させています。こうした状況下において、日本が大量生産・大量消費の土俵で、中国や東南アジアと競争を続けることはもはや不可能でしょう。
しかし私は大量生産型のコモディティ（日用品・商品）ではなく、日本の文化や道徳、おもてなしのサービス精神といった日本人ならではの価値とアイデンティティが世界に伝わり、日本ブランドが世界規模で高く評価される日が再び訪れることを信じて疑いません。
グローバルに活躍できる人材の紹介や育成を通じて、海外で活躍した日本の先人たちが築き上げたブランド維持とともに、多くの外国の人たちが「日本っていいよね」と再認識してもらえる、そんな未来を作っていきたいと思います。
MISSION
Mission.01
素晴らしい人材・文化・歴史・環境・創造性を持った国、日本。
その価値を理解し、日本人としてのアイデンティティを持つ人材が、世界にその価値を伝え、よりよい日本社会の未来に貢献します。
次の世代、特に未来ある子どもたちがグローバルな市場で活躍する土台となり、多様性を認められる強くて・優しい社会を構築します。
Mission.02
日本政府は「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性の占める割合が、少なくとも30％程度となるように」という目標を2003年に掲げました。
元号が変わり時代は「令和」になった、2022年。女性の活躍は増加傾向にあるものの、世界的にみても女性管理職の割合は依然低いのが現状です。
2021年に世界経済フォーラム（WEF）が発表した「ジェンダーギャップ指数」（国別の男女格差を数値化した調査）において、日本は世界156ヶ国中120 位、主要先進7ヶ国（G7）において最下位でした。*1
また総務省による「2020年労働力調査」において、管理職に占める女性の割合が13.3％で、政府が目標とする30%にはほど遠い結果となりました。そして帝国データバンクによる「女性登用に対する企業の意識調査（2021年）」で、運輸・倉庫業界における女性管理職の平均5.7％という残念な結果を打ち出したのです。*2
物流業界はそもそも人手不足が常態化しています。それは3K（きつい・汚い・危険）というイメージの根強さも影響しているのかもしれません。
そんなマイナスイメージを変えていくことが私たちのミッションだと考えています。例えば、優秀なフォワーダーに必要なのは情報力です。DX化が進むこの業界にもはや、体力や性別は関係ありません。女性が実際に活躍する姿を見せられたら、そのイメージは容易に一新できるはずです。
女性管理職が少ない現状に、出世に対する具体的なイメージが湧いてこない女性もいるでしょう。そんな方は、その道筋を私たちと一緒に切り拓き、物流業界に従事する次世代に希望を与える存在になりませんか？
「この仕事が好きだ」「とことん仕事を頑張りたい」「世界をまたにかけて活躍したい」とお考えの方と一緒に、物流業界を変えていきたいと思います。
CONSULTANT
Shinya Iino
飯野 慎哉
国際物流、海運、海外営業、貿易実務、インターネットマーケティング、コピーライティング、プログラミング
大学卒業後2年近くオーストラリアへ留学、帰国後に東京の商社へ入社。
同時に輸入通販の副業を開始。輸入通販が軌道に乗ったことから退職・独立するも、最終的に借金を抱えることになる。外資系のフォワーダーで派遣社員として勤務しながら、深夜の飲食店アルバイト、コピーライティングのトリプルワークをするが返済が進まない日々。その後、正社員として雑貨商社へ就職。
コピーライティングの仕事と正社員の給料で借金を完済。取引先の紹介でタイのローカルフォワーダーに現地採用で就職が決まる。2年間で個人年商1億円を達成し、勤務先のグループ会社としてHPS Trade Co., Ltdを2016年に設立、代表に就任。
コロナ禍の中、物流ノウハウに特化したアニメーション動画をYouTubeで配信。世界中の物流関係者から視聴され、累計チャンネル登録者数は約76,500人（2022年3月時点）に。「物流YouTuber」として注目・支持を集めている。
2022年、日本への帰国を決めると同時に貿易・国際物流業界に特化した人材紹介会社「HPS Link」を設立。タイでの8年間の経験を活かし、日本のグローバル人材が世界で活躍できる社会への貢献を目指す。
「コモディティ」になってはいけない。コモディティとはビジネス用語で「商品などの価値が一般的で取り替えが容易なもの」を指し、この言葉は人材にも当てはまります。
ITやインターネットがコモディティ化した人材から仕事を奪っていきます。また少子高齢化が進む日本においては、外国人の雇用の機会も今後はさらに増えるでしょう。
2014年〜2022年の8年間、私はタイで仕事をしました。当時からキャリアに悩む若者の相談にのっていましたが、毎回「コモディティになってはいけない」という言葉を伝えています。
「失われた30年」と最近ではよく言われます。外国から日本を見て危機感が募る反面、まだ立ち直れるという思いもあり、自分が貢献できる分野で人材紹介業を始めるために2022年春に帰国しました。
企業に活力を与え、魅力的な組織に変えていくのは人です。私たちは多様な人材を通して「グローバルベースでの事業の発展・拡大」と「グローバル市場で活躍できるキャリア構築」をお手伝いいたします。
| 学歴 | 4大卒 |
|---|---|
| 保有資格 | TOEIC 850点 |
| 著書・メディア実績 |
雑誌掲載
メディア紹介
動画インタビュー |
| 業界歴 |
|
| 運営メディア |
Yumeko Yamamiya
山宮 夢子
フォワーディング、海運、中国語
大学院中退後、アルバイトで貯金し中国で3ヶ月間の語学勉強。日本帰国後に中国語検定2級合格。中国語スキルを活かそうと就職活動をするも、未経験が理由で不採用が続き、ひとまず旅行会社のアルバイトやコールセンターの派遣社員として働く。
知り合いの紹介により、上海資本のフォワーダーに現地採用される。入社8か月後には、日本子会社の東京支社の業績の悪さにより再建を任されて帰国。東京支社の運営、営業、協力会社の選定、上海親会社との業務の連携、通訳などを一人で担う。その後、取引先のメーカーより引き抜きの話があり、退職。
メーカーの日本代理店を設立し、代表取締役として会社を運営。その後、再びフォワーダーに転職し営業として働く。2022年、代表の飯野とともに貿易・国際物流業界に特化した人材紹介会社HPS Linkを設立。自身が就職に困った経験を活かして、未経験者や女性のキャリア形成に貢献したい。
四方を海に囲まれているうえ、大部分を海外からの輸入に依存する日本。
船や飛行機での輸送が欠かせない国であるにも関わらず、国際物流という仕事に対する認知度はまだ低いようです。
現在、日本では一億総活躍に向けて政府が積極的に取り組んでいますが、現実はなかなか仕事に就けない人や非正規雇用で働く人材も少なくありません。
逆に、物流業界では人手不足が常態化し、採用に苦労する企業も多いようです。
私も就職に苦労したひとりです。その体験から企業と求職者の希望を繋ぐお手伝いをしたいと考えています。国際物流という仕事をもっと認知してもらう活動を通じて、そこに携わる人たちにもっと誇りを持ってもらう。
そして物流会社と求職者のミスマッチの解消に少しでも貢献してまいります。
| 専門領域 （担当業界や得意分野など） |
フォワーディング、海運、中国語 |
|---|---|
| 学歴 | 大卒 |
| 保有資格 | 中国語検定2級 |
| 業界歴 | フォワーダー：7年 |
Daisuke Satake
佐竹 大輔
フォワーディング、海運、営業、マネジメント
大学卒業後、大手住宅メーカーの営業職として4年半従事する。その後、グローバル化の波を感じて語学留学のため単身渡米。“苦手な英語を少しでも克服する”、“いずれ海外で活躍できる人材になる”を目標に紆余曲折ありながらも1年3ヶ月をカリフォルニア州で過ごす。
帰国する前にリーマンショックが発生し企業が採用を控えたことから、帰国後の転職先に苦慮。結局、転職先がない状況が6ヶ月間続く。その後、少しでも海外にかかわる仕事がしたいという思いから、全くの異業種である日系フォワーダーに就職。東京にて約4年間営業としてフォワーダーのイロハをたたき込まれ、数字と格闘する毎日を過ごす。
その後、ベトナムはホーチミンに駐在することになり、駐在所長としてベトナム、カンボジアを管轄。3年後の2017年に当時の駐在事務所からベトナム現地法人を立ち上げる。ゼロから採用、基幹システム選定、社内業務の統一などを経験した後、2018年3月に帰国し東京にて営業課長として業務スタート。約4年間課長としてチームのマネージメントを経験。
私は日本の貿易、国際物流業界に対する認知度をもっと広げられると考えております。人材面はどの業界も課題として挙げていますが、物流業界も同様です。良い人材が貿易・国際物流の世界を知っていただき、ぜひ活躍してほしいという想いがあります。
私も13年近く国際物流の世界でお仕事させてもらいましたが、非常に面白く、やりがいのある仕事だと思っております。また、今後はDXの流れが業界に大きな変革をもたらします。ドラスティックな変化を肌で感じることができる仕事はそう多くはないでしょう。
“挑戦したい”という人を一人でも多くサポートして業界の活性化に繋げたいと思います。
| 学歴 | 大卒 |
|---|---|
| 留学経験 | 米国カリフォルニア州サンディエゴ、ロサンゼルス | 業界歴 |
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| 経験領域 | フォワーディング全般、ベトナム、カンボジア物流、現地法人設立及びマネージメント |
COMPANY
| 会社名 | 株式会社HPS Link |
|---|---|
| 設立 | 2022年4月13日 |
| 代表者 | 飯野 慎哉 |
| 取締役 | 山宮 夢子 |
| 所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南２丁目１６−２ 太陽生命品川ビル 28階 |
| 事業内容 |
|
| 許認可 | 13-ユ-314528 |
| 関連会社・サービス | タイの物流商社（HPはこちら） |
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